美容室/ヘアーサロンの会計・税務知識。経営実務コンサルティングのシーケン社。美容室/ヘアーサロンの業界経験は16年と豊富

美容室/ヘアーサロンの 会計・税務知識(3)

7.日々の経理〜決算までの流れ

  • 日次記録
    • 売上、経費を「収支日記帳」に毎日記録します。
    • 売上は、精算処理で合致したら、売上金額を記入します。
    • 経費の記入に対しては、資料『(29)主な必要経費科目の内容』を参照して、記入します。
    • 発生した領収書をまとめておきます。
    • 現金の動き(銀行から引き出した場合も付ける)を記録します。
  • 売上記録
    • 売上は、一度そのまま銀行に入れて専用口座に記帳します。
    • 当日の売上から経費等を引いて入金してはいけません。
  • 領収書の無い経費
    • 専用伝票を購入または作成し、領収書の無い経費(祝儀、手土産等)が発生した場合は、必要事項を記入し、これにて処理します。
  • 掛仕入
    • 納品書、請求書は必ず保存します。(5年間必要)
  • 月次集計
    • 税理士事務所を活用することをお勧めします。
    • 月締めで、日次記録を付けたものを税理士事務所に渡します。
    • 税理士事務所ではこの内容をチェックし、コンピュータに入力し、試算表、B/S(貸借対照表)とP/L(損益計算書)を出力し、送り返してきます。これが、経営検討会の資料となります。
    • この月間処理料は、個人の小サロンの場合なら2万円前後、法人なら3万円前後が目安でしょう。
  • 決算/申告
    • 個人の決算は、12月末です。
    • 法人は定款により決めます。
    • 決算〜申告までを税理士事務所に依頼する場合は、3〜6ヵ月分くらいの決算・申告費用が別途掛ります。

8.税務調査対策

  • サロンの売上は、その大部分が現金をその場で回収する「現金売上」です。
  • 現金売上に関しては税務調査の際、必ず売上計上洩れや売上除外がないかどうかのチェックを受けることになります。
  • 従って、日々の入金管理の体制を確立し、売上計上額について疑念を持たれないようにすることが必要です。(売上入金口座準備等)
  • 受付台帳、レジペーパー(ジャーナル)、伝票との照合を行い、間違い防止に努めます。
  • 売上高と材料や水道・電気の消費量と合理的対応関係があるかどうかもチェックしておく必要があります。
  • 経費面では、仕入れ代金の支払いは、銀行口座振込送金か小切手にて行うことが望ましいです。
  • 仕入れに関する請求書、納品書、領収書は必ず保存して下さい。
  • 棚卸をした場合の記録には、責任者の自署捺印をすることが望ましいことです。
  • 美容材料をテスト/レッスン等で自家消費した場合は、自家消費に関する処理をして明確にしておくます。
  • アルバイトへの賃金支払いは、住所・氏名を記入した領収書をもらいます。そして、源泉徴収簿への記入を忘れないこと。
  • 税理士に入ってもらっている場合は、アポイントなしに税調のために税務署員が現場に来ても拒否出来ますが、現金の調査だけは断るわけにはいかないでしょう。
  • すぐに税理士に電話して、日程調整をしてもらいます。