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【心と技のあいだ】
vol.019 2006.6.12
発行者:有限会社シーケン社 経営実務コンサルタント 谷口隆
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【【【 中村文昭さんから学ぶこと 】】】
第7回CKEN感動セミナーは、5月29日(月)、160名を集めて
大盛況の内に終了しました。
来場して下さいました皆様にお礼を申し上げます。
残念ながら来れなかった方は、是非DVDをお買い求め下さい。絶対値
打ちのあるものですよ。
中村文昭さんから学ぶことって多くあります。
まず、師匠のしごきに見事に耐えたことですね。
私も高校時代、ハンドボール部に入っていたんですが、辞めない事だけ
を念頭において頑張りました。そのクラブの顧問の先生のしごきは強烈で、
鬼と言われてました。その当時は「皆早く帰って楽しそうやな、俺も楽し
くやりたいなぁ」とばかり考えていましたが、なぜかクラブを辞めないと
いう決意の方が強く、クラブの向こう側に何があるのかなど分かるはずも
なく、ただただ続けることに集中しました。今にして分かることですが、
谷口さんは凄い継続力ですねと言われることがありますが、多分こんなと
ころに基盤があるのでしょう。
次に学ぶことは、ご縁を大切にされていることです。
私も、NQ(ネットワーククォーティエント)と言って、人脈を広げる
ことを大切にしています。このテーマについては、次回のメルマガで詳し
く取り上げます。中村さんの行動を見ていると、とにかく素直です。日本
の国を立て直したいという志があり、そんな時てんつくマンとの出会いが
あり、感化されて自分もニートや引きこもりのメンバーを集めて北海道で
農業を目指すことを決意されます。そのために必要な資金を講演活動で稼
ぐという様に目的と手段を明確にされ、日々活動を展開されています。沖
縄のチャイルドサポートの池間さん、京都の地雷撤去に力を入れているテ
ラ・ルネッサンスの鬼丸さん、ご存知てんつくマン等など、本人にお会い
すると、ほとばしるエネルギーを感じます。みんなはそれをお裾分けして
もらいたくて話を聞きたいわけですよね。
まだまだ中村さんから学ぶことは多いです。
皆さんも、志をもって、何が目的で何が手段であるかを明確にして日々
勉強、成長されていくことを期待しています。
今回も前置きが長くなってしまいました。
さて、前回のこのメルマガは「マトリックス思考法」について勉強しま
した。項目の羅列で消化不良な部分があった様ですね。まだまだこのメル
マガは続くので、おいおい説明していきましょう。
では、今日のテーマに行ってみましょう。
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本題に入る前に「心と技のあいだインジケータ」で今回のテーマの位置
付けを確認しておきましょう。
<考え方の技術> <考えを行動に移す技術> <行動の技術>
「心」→→→→→→→●→→→→→→→→→→→→→「行動」
このあたりでしょうかね。あくまでも私の主観ですので参考までに!
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< 企画開発技法 >
1.はじめに
企画開発技法は、次の2つの効果を狙いとしたものです。
1)新企画を文書にして考えることにより、より実現可能になるので成果
が見える。
2)新企画を考える習慣をスタッフに身に付けさせることにより、店内の
活性が向上し、サロンが前進する。
企画を文書にして考える習慣は、一般企業では当たり前のことですが、
サロンのスタッフとしてはあまり馴染みがありません。なぜなら、彼らが
マスターすべき優先事項は「技術」だからです。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
もし、技術のみを優先させると、そのスタッフはどうなるでしょう?
以前、3ヶ月で技術者になれるという触れ込みで、そんなスクールを開
催したケースがありました。結果はひどいものでした。接客が出来ないの
です。お客様との会話が出来ない、気遣いが出来ない、スタッフとのコミ
ュニケーションが出来ないという技術者を作ってしまったのです。
技術と接客は両輪だといわれますが、全くその通りです。
現在においてさらに必要なのは、「人間力」と「企画力」です。
「人間力」は、全ての根源である「優しさ」と言い替えることが出来る
と思います。その次は「企画力」です。これが身についていないと、スタ
イリスト・アーティストとしての想像力・創造力が発揮できないのです。
顧問先のサロンで、「経験したことは何とか出来るが、これからのこと
を考えるのは苦手」というスタッフを見掛けます。
この問題を何とかしないと、行き詰るのは目に見えています。
ということで、企画の出来るスタッフ、クリエイティブなスタッフを作
るためのテクニックを今回は説明します。
2.企画の教育的側面について
企画は、いわば0(ゼロ)から1(イチ)を生み出すことです。
大抵、人は、提出された資料に対して「ああでもない、こうでもない」
と問題点を列挙したり、ケチを付けるのは得意です。人間の思考は、基本
的には保守なので新しいものは拒否するという考え方が身についているの
で、そうなってしまうのです。
しかし、それだけで良いのでしょうか?思い切って出してきた企画に対
し、それ(ケチ付け)をやってしまうと意気消沈して、企画を二度と出さ
なくなります。
反対に、「それええやん!」とそのアイデアをほめて実現して上げると、
その本人は、「やった!また考えるぞ!」と前向き思考になるのは当然で
すよね。これを上手く利用して、「企画で人を育てる」ということをして
いけるのです。
3.企画の基本ステップ
それでは、その企画の方法について書きます。
まずは、全体の流れです。
ステップ1「実現したい事が発生した」
・自分で考えたり、企画を依頼されたなどの理由で、案をまとめる必
要が生じることです。
ステップ2「起案書を作成する」
・本格的企画書を書く前に、こんな感じで企画してもいいですかと問
い合わせる簡単な書面が起案書です。
・このステップは簡単な企画なら飛ばしても良いですが、少し大きな
企画になると、この事前検討が必要になってきます。
ステップ3「内定・承認を得る」
・企画の方向性を確認しておかなければ、せっかく企画した案が没に
なるのはもったいないのと、時間の無駄です。
・これを無くすために幹部の承認を得ておきます。この企画の採用、
不採用の正式判断はステップ6で行います。
・ここで、幹部は担当者が何のために企画をしているのかを周知徹底
し、この企画に対する協力を全員に求めることが必要です。
・特に外部の人に協力を得る場合、必ずその人も紹介し、何のために
来て頂いているかを徹底しないと、内部の協力は得られないので注
意です。
ステップ4「本格的に企画を練る」
・起案書の承認を得て、本格的に企画書を作成するネタ・情報を探し、
まとめます。
・この時、次項「4.企画するためのテクニック」を参考にして下さ
い。
ステップ5「企画書を作成する」
・企画の項目はその企画内容によっても異なりますが、大体以下の項
目が入っていればいいでしょう。
・「テーマ名」「企画作成者」「提出日付」「企画の意図するところ
(目的)」「投資内容と金額」「予想メリット/デメリット」「導
入スケジュール」「特記事項」
・例)新店販商品の導入
「商品の特徴」「予想リスク」「導入準備日程と内容」「PR
方法」「導入スケジュール」「キャンペーン内容」「キャンペ
ーン中の売上目標と原価および利益」
・幹部が判断できる材料としての、読み手の側に立った視点で企画書
を書き上げます。
・ポイントは、幹部に見て欲しい情報と答えが書いてあることです。
ステップ6「決定を得る」
・上記で作成した企画書を、幹部の前で説明します。
・説明にはプレゼンテーション力が必要です。
・気迫と熱意を持って説明して下さい。
・企画の採用・不採用・延期・保留などの答えを頂きます。
ステップ7「行動計画を作成する」
・企画書には導入スケジュールはありますが、本当に行動に移すには
不十分なものでしょうから、再度現場サイドで本当の行動計画を立
案し、徹底します。
ステップ8「行動に移る」
・そして、この詳細行動スケジュールに沿って行動を開始します。
・中間時点ではこの企画のドキュメント(記録)を付けて、幹部会で
の途中経過報告のために紙面で情報提供すると良いでしょう。
・もちろんスタッフにも経過報告することは必要です。
・このイベントが終了次第、最終報告も必ずしましょう。
4.企画するためのテクニック
今までこのメルマガで取り上げてきた技法、テクニック、考え方、まと
め方などを利用して、企画を進めます。
ここでは、ガイドラインだけにとどめます。各項目の詳細は、過去のメ
ルマガを参照して下さい。
1)本質を捕える
・インタビュー技術(相手の意図を聞き出す)
・コアとフレーム(目的と手段、原因と現象<結果>の区別)
・クリスタライズ(余分な物を取り除いてクリヤーにする)
2)問題解決技法を知る
・拡散手法の応用(問題点の発見、アイデアの展開)
・ブレーンストーミング、特性要因図、アイデア出し
・集約手法の応用(問題点の絞り込み、アイデアの絞り込み)
・GT、マトリックス図、各種評価法
3)アイデアの出る工夫を知る
・息の合ったもの同士でHighになって話し合う。
・組み合せる。(AとBを組み合わせればどうか)
・MIXする。(AとBを混ぜればどうか)
・便乗する。 (それなら、これもよいのでは...)
・強制連想する(関係のないAとBの共通点を見つけ出す)
4)起案書/企画書の書き方を知る。
・先を読む力(仮定力)を身に付ける。
・日頃からの観察力、ドキュメント力が必要。
・シミュレーション力を備える。
・そのことがなし得る効果とそのプロセス等について想定
出来る力を身に付ける。
・文章力を身に付ける。
・読み手側の立場で内容を整える。
・5W1Hを備える。(Who,What,Why,
When,Where,How)
5.最後に
この企画開発技法は、ワークショップによって実践的に学ぶことが出来
ます。
例えば、まず4〜5名のグループに分け、テーマを決めさせて企画書を
1時間くらいで書かせ、グループごとに発表させるということを2〜3回
繰り返すと、すぐ見よう見真似で書き出すことが出来ます。
後は、その企画をどう評価して採用していくかという方が課題ですね。
だけど、有り余るやる気を引き出すことは出来ますので、是非あなたの
サロンでもやってみて下さい。
6.次回案内
では、次回の案内です。
次回は、「NQ(ネットワーク・クォーティエント)」です。
人脈つくりのポイントを教えます。
では、次回もお楽しみに!
ではまた次回お会いしましょう!
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●編集後記
今回の企画開発技法は何もサロンや企業に決まったことではありません。
学校や家庭やサークルでも試して下さい。
いろいろな企画を考えることは大変楽しいことで、胸がワクワクします。
業務に追われる日常において、こんなにワクワクするものはありません。
ということで、ストレス発散に企画どんどん考えて、実践していきまし
ょう。
なにか考えて実践したら報告下さい。
楽しみにしています。
それにしても、ホリエモンの次はムラエモン!
どうなってんの、日本!と憂ってみても、私には似合いませんね。
私は私のノウハウ路線を突っ走ります。
今後もよろしく。
このメルマガ、良かったらお友達にも紹介して下さいね。
ノウハウを共有しましょう。
現在133名です。
ではまた次回、お会いしましょう。
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