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【心と技のあいだ】
vol.025 2006.9.11
発行者:有限会社シーケン社 経営実務コンサルタント 谷口隆
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【【【 アドバイス 】】】
9月に入ってきっちり暑さが遠退き、少し風が涼しく感じるようになっ
て来ました。
神戸市北区のサロンのオーナーに聞くと、「いや〜〜谷口さん、私のと
ころではもうお盆くらいから秋の気配で、朝晩涼し過ぎるくらいですよ」
というお話でした。
ということは、やっぱり大阪は特別暑いんですね。
暑いといえば、この夏のもっとも暑かった地域に、枚方市が上げられる
ようです。
枚方市は大阪平野の北東部に位置し、大阪市内の暑い空気が大阪湾から
吹く風に流され、生駒山系でせき止められてそのあたりにたまるらしいで
す。38〜39℃なんて体温より暑いのなんて血が煮えますもんね。たま
りません。なんとかして欲しいもんです。
ところで最近、何人かから相談を受けました。自分の方向性が見えない
って言うんです。皆さんなら、どうアドバイスしますか?
私の言うことは決まってます。
「動けば変わる!」「出来るだけ人に会いなさい。会う人が思い当たら
なければなければ紹介して上げるよ!」
だって、そうでしょ! 自分の中に答えがないんだから簡単です。人か
ら教えてもらえばいいんです。
しかし、人から教わるということをアドバイスしても、大概相談を求め
てきた人は、嫌がる傾向にありますね。自分で何とかしたい。他人に相談
するのは・・・
私には言いやすいんでしょうけどね、こんなオープンな性格だから。
つまり、勝手なわけですね。自分に厳しく、自分に謙虚になれないと成
長しないなあとつくづく思う、今日この頃です。
さて、前回は「組織論」について書きました。
かなり偏った内容だったかも知れませんが、何かヒントになるものはあ
ったのではないかなと思っています。
良いとこ取りで使って下さいね。
では、今日のテーマに行ってみましょう。
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本題に入る前に「心と技のあいだインジケータ」で今回のテーマの位置
付けを確認しておきましょう。
<考え方の技術> <考えを行動に移す技術> <行動の技術>
「心」→→→→→→→→→→→→→→→→→→●→→「行動」
このあたりでしょうかね。あくまでも私の主観ですので参考までに!
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< 事務局 >
1.はじめに
「事務局ってノウハウですか?」って聞かれるんですけど、私は「絶対
ノウハウです!」って答えています。
今回は、私の経験談を中心に事務局とはどんなものかを解きほぐしてい
きましょう。
思い起こせば、「私の人生、事務局に尽きるかな?」なんて思ったりす
るくらい延々とやっていますので、書くことは山ほどあります。
お付き合い下さい。
2.事務局の仕事
個人の集まりでは、幹事ですね。
イベントの幹事を数多く実践すれば、多人数をまとめるノウハウが身に
付きます。
言い出しべえはいるが、それを実際にまとめて実行まで持っていける人
って以外に少ないものです。
ただ集めて実行するだけではなく、その集まった人に良かったという感
動を与えるまでの幹事は、なかなかいません。
会社や団体では事務局と言う役割になります。
私は、最初に入社した会社で、慰安旅行改善委員会の幹事(事務局)に
立候補しました。
それまでのその会社の慰安旅行は、言っちゃなんですが、旅行会社任せ
で、古臭いタイプのおっちゃんが幹事をしていたので、旅行内容も古臭く、
出席率も年々低下して冴えない旅行になっていました。
仕事以外でのコミュニケーションの大切さを大事にしていた私はそれが
我慢出来ず、「何でやねん!何とかせな!」と思い、出席率を上げること
に取り組みました。
その一歩として、慰安旅行改善委員会なるものを私設で立ち上げ、社員
の皆さん、パートのおばちゃんにアンケートを行い、それで出席率を倍増
させようと考えたわけです。
事前出席率は40%くらいだったものを、アンケート結果からいろいろ
な工夫をして結局、80%くらいまで引き上げることに成功しました。
その改善アイデアの例としては、「宴会で酒を飲まされるのが嫌」・・・
これに対しては、ご飯を早めに出してお酒を封じ込め、全員参加型のお座
敷ゲームを考えて実施しました。見事盛り上がりました。
もう一つは、事前広告です。次回の旅行の告知パネルを作成し、行くま
でに既に盛り上げるわけです。
子どもの頃、ハイキングの前の日などメッチャ楽しかったですよね。あ
の雰囲気を作り出すわけです。でっかい模造紙に行き先の名産品や途中の
景色などを盛り込んだ、超楽しいポスターを作るわけです。ほんま盛り上
がりますわ。ちょっと掲示が予定より遅れると、「谷口さん、次回の旅行
のポスターまだ?」って言ってくるくらいですからね。
事務局は、事務的に仕事をするだけではなく、このようにそのイベント
の主旨を良く理解し、狙いとするところの効果を引き出すことが重要な役
割だと考えます。
こんなこともありました。
私が30名くらいのコンピュータ会社に勤めている時、社長が所属して
いる協会のゴルフコンペの事務局を引き受けてきました。
それで、私はその時は企画室の仕事をしていたんですが、「谷口君、ゴル
フの事務局やって欲しい!」って言われてすることになりました。
月間1回、第4水曜日に開催されるコンペの案内作成とその配布、成績
の管理、賞品の買出し、旅行会社への手配などなどの仕事をこなしました。
余談ですが、ある時など、仕事中に社長から電話があり、「谷口君、コ
ンペの賞品を忘れてきたので持ってきて欲しい。」ですって。私は頭に来
ました。・・・なんでやねん!
それで、早く行かないと表彰式が終わってしまうので、高速をぶっ飛ば
して走りました。しかし、運悪くインターを降りた途端にスピード違反で
捕まってしまったのです。・・・クソッ!
で、やっと届けたんですが、余りに頭に来ていたんで、社長連中にスピ
ード違反で捕まったことを言いました。
そしたら、そこにいたメンバー全員が1000円づつカンパしてくれて、
反則金を払うことが出来ました。
事務局とは、そんな仕事です。(どんな???)
3.事務局に必要な資質
こんな話もあります。
古い話で恐縮ですが、日本にパーソナルコンピュータが入ってきた頃は
まだパソコンとは言わずに、マイコン(マイクロコンピュータ)と言って
いました。
そんな頃、コンピュータ会社の主催で「マイコンクラブ」が結成される
と聞いて、すごく興味があったので早速行ってみました。
しかし、そこは大学生や若いエンジニアで一杯で、30歳くらいの私は
場違いな感じでした。
会長を決めるということで、立候補を募ることになりました。私はサッ
と手を上げました。なんで?と思われるかも知れませんが、このときの私
の心境はこうです。
皆はパソコンが出来る。私は出来ない。しかし、私は人の世話は出来る。
従って私が出来るのは会長くらいしかない。・・・僕って、変?
つまり、世話を買って出るという資質が事務局には必要です。
事務局は縁の下の力持ちとも言われますが、その信頼は絶大なものがあ
り、派手ではありませんが、ある意味その会をコントロール出来るポジシ
ョンであるということも言えるのです。
次は、私が28歳〜30歳までの2年間、「TQC運動」というプロジェ
クトリーダーをした時の話をしましょう。
その会社は130名くらいの松下電器の下請工場でしたが、当時私はその
会社の品質管理係をしていました。その時、私は「品質は一部の部署で良く
していくものではない。全社で取り組まなければならない!」という使命
感に燃えていました。
そんな私は、TQC(トータル・クオリティ・コントロール)という全
社的品質管理運動を社長に提言し、それが受け入れられたのです。
そして、社長のお墨付きの下、運動を展開することになりました。この
時の苦労話をすれば切りがないので1つだけ、エピソードを披露します。
情報の流れを改善するために、会議の再編成を行い、会議の品質向上に
も取り組みました。
そんな中、班長レベルの人たちで組織する班長会議を招集して、各部署
間のコミュニケーション改善をしていくことを主眼として会議をしていま
した。私は、同じクラスの人たちが集まって話し合うことに非常に意義を
感じていたので、その会議は重要な要素でした。
ある日のその会議に、上司がズカズカと入ってきました。私が議長をし
ていたので、「何か用ですか?」と上司に尋ねました。
その上司は「別に用はない。どんな会議をしているか見たい。」と言い
ました。私は、上司に見られていては、下の者は言いたいことも言えない
という事を知っていたので、「ここは班長会議です。レベルの違う人がい
たら意見が言えません。だから退場して下さい。」と告げました。
しかし、その上司は、「いや、聞かせてもらう。」と言って出て行きま
せん。私はカッとなりましたが冷静に「もう一度言います。出て行って下
さい。」。上司「いや、聞かせてもらう!」
ここで、私の頭の中でプチッと何かが切れました。ズカズカズカとその
上司の元により、胸元をつかんで、「出て行けって言うてるのが、分から
んのか!」と大声で叫び、上司を会議室から引きずり出しました。
会議に出席している他のメンバーは唖然としていました。その時の班長
達の顔を今でも忘れません。私の行動にびっくりすると共に、私に対する
信頼が一気に増しました。そして、その彼等が進んでその運動を底辺から
支えてくれ始めたのです。
そのことがきっかけで、私もさらに運動を真剣に取り組み出しました。
そして自分で企画した2年間のプログラムを全て完了することが出来たの
です。
この運動期間中の私のテーマは「粘り、粘り、粘り!」でした。
その時は、漠然とこう思っていました。「今後の自分に役に立つはずだ、
だからこのプロジェクトは計画の最後まで完結させる」と。
途中、上記の様ないろいろな困難がありましたが、見事に粘って、2年
間の運動を終了させました。
この時に学んだことを列挙します。「情報は全ての人が同じ様に与えら
れるべきであること」「その情報を元にコミュニケーション出来れば必ず
分かり合えること」「イベントは3ヶ月に1度が程度であること」「予定
は事前に必ず知らせて、心の準備をさせておくこと」などなどです。
この時に自分は、人を動かすポイントを学んだんのだと思います。
今、この時のことが最高に役に立っています。
ね。事務局って素晴らしいでしょ!!
やってみると、人の何倍も学びがあるし、感動がありますからね。
4.信頼される事務局
経営コンサルタントとして独立後ですが、平成4年から3年間ほど、内
面美容研究会(海援隊)という勉強会の事務局をしていました。
この時は、毎回きっちり議事録を取り、それを出席者、欠席者に渡して
いました。あるサロンに行った時、その議事録がさりげなく待合に置い
ありました。そのサロンの先生に聞きました。「なんで、ここに議事録が
置いてあるのですか?」。そうすると先生は答えました「谷口さん、これ
は凄い資料ですよ。私達が勉強してきた内容が全て書いてある貴重な財産
です。それをお客様に見て頂いて、一緒に勉強しているんです!」
嬉しかったですね。議事録を取り続けてよかったと思った瞬間でしたね。
最近の事務局話からもう一つ。
2年半くらい前から、伊藤豊氏を代表とする全国有名美容師さんたちが
集う「ウッディチキン」というグループの事務局をさせてもらっている中
からのエピソードで、私がウッディの事務局に推薦されるまでの経過をお
話しましょう。
代表の伊藤先生とは、3年半くらい前に私の顧問先の合宿研修を開催さ
れた時に初めてお会いしました。
それからその合宿のフォロー会などで数回お会いする内、私から資料を
提供するなどしていたことが認めて頂けるきっかけとなり、翌年春頃から
コンピテンシーの資料作りなどを手伝い始めました。
それから、秋に全国の運営委員が集まる会合に呼んで頂いき、その場で
正式に事務局を依頼されて、させて頂く事になったわけです。
それからは、名簿作成、会則作成、年会費の集金、毎月の定例会案内作
成、定例会参加受付、定例会への現地参加、定例会写真集のホームページ
アップ、レポート作成、サマーカレッジ等の特別イベント企画などなど、
大変な作業量ですが、これをこなしています。
ここで勉強になることは、本当にいろいろあります。
人と人が触れ合うことで、毎回スパークが起こります。スパークとは、
「あっこれだ!」という気付きの瞬間です。特に、夜の話し込みで多くの
人が目を輝かせて先輩の話を聞いている瞬間にスイッチが入る様です。
こんな出会いを準備できる事務局は、素晴らしい仕事だと思います。
「信頼してもらえるから事務局をさせてもらえる」ということです。
この信頼と言うキーワードについて、最近のマイブームに「応答と信頼
」があります。
今、あちこちのサロンで、言って廻ってます。
英語で応答はレスポンス(Response)です。一方信頼はレスポ
ンシビリティ(Responsibility)です。
何が言いたいかと言うと、レスポンスを良くすると信頼度が向上すると
いうことです。
このメルマガの読者だけのノウハウとして、「信頼される人間、信頼さ
れる経営とは?」という質問があれば、即答して下さい。「応答を早くす
ることです」と。
この応答を早くし、徹底的に仕事をこなすためのキーワードは「すぐ・
なん・とこ・でき」です。
「すぐ」は即答、即行動。
「なん」は「なんでもする」です。仕事の選り好みをしないことです。
「とこ」は「とことんやる」です。途中で投げ出さず粘ることです。
「でき」は「できるまでやる」です。あきらめず徹底的にやることです。
皆さんも、この言葉を肝に銘じて、仕事して下さい。
信用、信頼はすぐに構築できるものではありません。地道な日々の活動
から構築されるものですからね。
6.最後に
なんか、今回は私の回顧録みたいになってしまいましたね。
事務局の細かいテクニックではなく、「事務局はこんなに素晴らしい仕
事だからどんどん進んでやろう!」みたいな乗りになってしまいました。
今回のメルマガを読んで、事務局をやってみたいと思われる方には、ど
んどんノウハウを授けますので、相談して下さいね。
7.次回案内
では、次回の案内です。
次回は、「コンピテンシー」について考えてみます。
コンピテンシーは、ハイパフォーマー(高い業績をあげている人)の行
動特性に学ぶということです。
サロンにおいてどの様に考え、どのように導入し、活用するのかを経験
談からお話します。
次回もまたお役に立てるメルマガを目指して、作文します。
応援よろしくです。
ではまた次回もお会いしましょう!
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私は、株式会社ゆうむが主催する繁盛サロンを支援するためのサロンサ
ポートプロジェクトに参加しています。
そのプロジェクトにて、業界初WEBアプリケーションシステム採用、
最強のデータセキュリティ、携帯予約、簡単明快操作などの特徴を持つサ
ロンコンピュータシステムの最新バージョン【ALIVE+】の監修〜開
発に協力しました。
どんなプログラムか興味のある方のためにURLを公開しています。
プログラムがサーバー上にあるので、自分のパソコンで試用出来ます。
*アライヴプラス/デモサイト
URL : http://member.alive-pras.net/alive_demo/login.php
ID : demo Password : demo
予約入力などに付いての詳しいお問い合わせは「CKENメル
マガを見ました」と言って下記にお問い合わせ下さい。
「株式会社ゆうむ」 TEL078-325-3915
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【CKENシーケンオーナー塾】紹介 <WEB版>
東大阪市、美容材料ディーラー(株)三鷹(ミタカ)のホームページのサ
イトでH18年7月よりサロン経営に役立つ情報の執筆しています。
塾のコンセプトは「経営のアウトラインを知る」です。
毎号の情報には、実践に役立つサンプル資料も用意しています。
是非このメルマガ同様こちらも活用下さい。http://mitaka-east.com
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【(株)ブロックス主催「日本を元気にするセミナー」案内】
開催日:H18.10.4(水)
案内:DOIT!の熱い特別セミナーを開催します!
〜人のやる気を高める組織づくり〜
今回も熱い社長、社員をお招きし、社員満足を徹底的に学びます!
DOIT!の視聴者の皆様のご参加をお待ちしております。
会場:東京・品川(コクヨホール)
★詳細はコチラ! http://www.doit-fun.jp/seminar/
西川編集長から告知掲載の依頼が直接ありました。
開催は東京ですが、元気になれるセミナーです! ぜひ参加しましょう!
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●編集後記
そうです。
泣いても笑っても、9月25日の感動セミナーの最終回が近づいてきま
した。
会場との打ち合わせも終わり、現在集客中です。
ぼちぼちプレッシャーが来ています。
まだまだ準備することは一杯ありますが、メルマガも書かないといけな
いし・・・・・
本当に多くの方に聞いて頂きたい福島先生のお話。
そしてここまで支えてくれたスタッフとも感動のフィナーレを迎えたい
と思いますので、是非ご来場下さい。
今回も最後まで読んで頂いてありがとうございました。
ではまた次回、お会いしましょう。
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