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【心と技のあいだ】
vol.043 2007.6.11
発行者:有限会社シーケン社 経営実務コンサルタント 谷口隆
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【【【 よく遊びました 】】】
本文でプライベートを書くと失礼な感じがするので、前文を利用して書
かせてもらいます。
とにかく、20歳代前半から後半にかけて、オリジナルの遊びをよくや
りました。
まず一つ目は、7つ下の会社の友人「史郎」と、奈良の旅を企画しまし
た。決行日は、1972年(昭和47年)3月12日。当時24歳。
タイトルは、「古都奈良/高円山〜吉田寺を訪ねて!」です。
それは、ハイキングをして高円山(たかまどやま)へ行き、お寺に寄る
という計画でした。そのお寺は、当時私の彼女(今の家内)の苗字が吉田
(よしだ)だったので、吉田寺(「きちでんじ」と読む)が最終地点と言
うことで決めたわけです。
その時は、相棒が寝過ごして、私が彼の寮まで起こしに行きました。
で、地図を頼りに、わざと道なき道を歩き、(完全に藪漕ぎ状態。さら
にけもの道らしきものを利用)高円山に着きましたが、そこには素晴らし
く立派な観光用ハイウェイが走っておりました。そして、しばらくその道
を歩き、柳生街道に通じる脇道に入ると池が見えてきました。
当然弁当など持って来ておらず、これはいかんということで、池のそば
で弁当を広げている女子グループを発見〜軟派。そう、これは私の務めで
すから。こういう時に話術が役に立つ。「お腹へって死にそう!助けて〜
〜〜!」・・・で、おにぎりを恵んで頂きました。
そして、柳生街道を下り、春日神社に出て、そこからバス(だったと思
います)で法隆寺方面に向かい、参拝して、最終地点の吉田寺に到着。そ
のお寺はなんとも静かで、あまり人が訪れない小さなお寺でした。
そこで、住職に本堂に上げてもらい、仏教画というのでしょうか、お釈
迦様とその周りの人が蓮の葉に乗って浮かんでいる絵について詳しく説明
を受けました。こんな話を若造二人のためにして下さった住職に感謝しま
した。夕焼けの西日が差し込む本堂は、幻想的でさえありました。
二つ目は、また翌年、史郎と二人で、マイカー(TOYATA−スプリ
ンター・クーペ1200cc)で、2泊3日で北海道札幌ラーメンを食べ
に行く計画を立てました。それを親父に報告したら、にべもなく一蹴。
そして、計画を練り直し、秋田県十和田湖奥入瀬に目的地を変更。
そうなんです。それでも無謀です。
そして、1973年(昭和48年)8月4日、決行の日が来ました。
今回のタイトルは、「ほなら行くけんね!奥入瀬を見よう!」です。
意気揚々と夜中に出発。しかし、名神高速を利用して関が原付近まで行
くと、えらい渋滞です。間もなく、雷は鳴るわ、雨は土砂降りやわ、風は
凄いわで、高速道路が閉鎖になり、0時58分、そこで一般道路に降ろさ
れてしまいました。そして走ること2時間7分(43km)、やっと一宮
インターで再度名神に乗ることが出来ました。このロスが響いて、1泊目
の岩手県田老町には全然届かず、結局、仙台止まりということになってし
まいました。
「えっ? なんでそんな細かいことまで覚えてんの? 昨日のことの様
やなぁ!」って声が聞こえてきそうですね。
いや〜〜、これはですね、34年前に書いた「ツーリングメモ」がきっ
ちり残っているんですよね。
こんな時から、ドキュメンターだったんですよね。ワ・タ・シ!
結局、翌日は磐梯山を横切って、新潟県に出て、果物屋さんで旅館を訪
ねて、その店の親戚がやっている旅館を紹介してもらって2泊目。翌朝早
いからと、朝食用に握って頂いたおにぎり、嬉しかったなぁ!
そして直江津から信州路に入り、中央アルプス〜御嶽山を見ながら、東
名高速の豊川に抜けて、無事家に帰ってきました。
3日で2,080km、全費用45,000円の旅でした。
三つ目は、第2の会社の友人「カンボン」の実家がある長崎県佐世保市
に車で行きました。
今回のタイトルは、「佐世保への旅路」です。
メンバーは、私、史郎、カンボンの3名です。
今回に関しては少しグレードアップして、文字ドキュメントと写真が残
っています。進歩です。
今回の旅に関しては、入念に下ごしらえをしました。
まず、マイカーのデコレーションです。一つは日本の国旗とイギリスの
国旗らしきものを頑丈な紙の筒にくくり付けたものを2本用意し、それを
車のフロントグリルに交差させて取り付けました。
次に、リアウインドには、佐世保までの走行コースを白マジックで描き
ました。さらに、トランクのボンネット部には「先導車」と大きい文字の
入った布をくくり付けました。
次は服装です。チューリップハット着用、腕章着用、そしてズボンはバ
ミューダ着用です。この腕章がまた凝っていて、「ドライバー」「ナビゲー
ター」「マネージャー」と各人の役割を入れました。
そして、1974年(昭和49年)8月4日、決行の日が来ました。今
回は、4泊5日です。
コースは、家を出て京都へ向かい9号線を西走、萩で一泊して次の日佐
世保に到着、2泊して次の日は史郎の実家の岡山県津山市で一泊、そして
翌日帰宅という順路でした。
まあ大変面白い、一生思い出に残る手作りの旅でしたね。
例を上げると、例の車の前に取り付けた旗を見て、畑仕事をしているお
ばあさんが手を振ってくれたり、手を合わせてくれたり、万歳をしてくれ
たり。またガソリンスタンドでは、「これは何の関係の車ですか?」と聞
かれて、「今から国賓を佐世保に迎えに行きます。後からちゃんとした迎
えの車が来ます。私たちはそのために、道路事情に問題がないかを調べる
先導車です」と大真面目に答えたところ、スタンドのおっちゃんは「それ
はそれはお役目ご苦労様です。」と深々とお辞儀をしてくれました。
その大事な紙パイプの旗は、朝露と高速走行の風により1日しか持ちま
せんでしたが、充分その役目を果たしてくれました。
全走行距離1956kmでした。結婚前だったからこんな無謀なことも
(いや、アホなことも)出来たんですよね。
とまあ、たわいない話ですが、遊びに工夫を入れるというのが私の信条
でしたから、その実力はいかんなく発揮されました。
「何事も一工夫する」というスタンスは、今の自分の基盤にもなってい
ると思います。
いやいやいや、なんと長い、メルマガ始まって以来の長文の前文でした。
まだまだ書きたいプライベートはありますが、次回の前文に回します。
さて、前回は「CKENヒストリー/その2」をお送りしました。
改善を推進する担当者の方なら、TQCの部分は少なからず参考になっ
たのではないでしょうか。
では、やっと本編の始まりです。今日のテーマに行ってみましょう。
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本題に入る前に「心と技のあいだインジケータ」で今回のテーマの位置
付けを確認しておきましょう。
<考え方の技術> <考えを行動に移す技術> <行動の技術>
「心」→→→→→→→→→(×)→→→→→→→→「行動」
今回は、インジケータが故障でレベルを表示できないのでお許し下さい。
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< CKENヒストリー その3 >
1.はじめに
前回は、就職してからTQC運動の途中まで書きました。
今回は、その続きとして、TQCの中盤部分を書きます。
本部の仕事として、会議の定例開催の推進〜情報集め〜情報開示〜次の
企画と、めまぐるしく働きましたが、一番力を入れたのは、コミュニケー
ション〜チームワーク作りでした。
2.社内レコードコンサート
まず、社内レコードコンサートを企画しました。
この企画は、「まず興味のあることからみんなの意識を引き付けよう」
と言う狙いです。
このイベントは、パートを含め全員の聞きたい歌のリクエストをアンケ
ートし、その音源をどうにかして入手し、昼休みに食堂で大音響で聞いて
もらおうと言う試みでした。
普段、家では充分な音量で聞くことが出来ないので、きっと楽しいだろ
うな、例えば、美空ひばりが好きな人はその当日に寄ってきて、横のつな
がりも出来るだろうなという狙いもありました。
それで、まず各サークルのリーダーにリクエストを集めてもらい、それ
を集計して1週間のプログラムを作りました。
そして次は、どうしてその曲を集めるかです。かなりの人はレコードを
持っていましたが、中には誰も持っていない曲もありました。そこで私の
出番です。
私はその頃、萱島駅前のレコード店「エリート」に入り浸っていました。
それというのも、この当時はブラックサバスやディープパープなどのヘヴ
ィーロック、ハードロックに凝っていて、いつもこの店に新譜の確認に行
っていましたから、そこのマスターとも大変親しくなっていました。
またその店の新譜案内を台紙に貼り付けるという手伝いもしていて、月
間にレコード1枚くらいをバイト料としてもらっていました。
そんな深い関係でしたから、社内レコードコンサートをすることで手伝
って欲しいとお願いしたら、マスターは気軽に「良いよ」って言ってくれ
て、無料でこっそり必要な部分の曲をコピーしました。
そんな努力もあって、お目当ての歌手が登場する日には、きっちりその
ファンの人が来て、またその他の人も一緒になり、大変楽しそうに聞いて
いました。
この時のステレオは、私の物を家から貸し出しました。コロンビア製の
ローボーイというスタイルの横長のステレオで、その力をいかんなく発揮
しました。
このイベントは、TQCの間に、2回実施しました。
3.BGMの導入
皆の会議の中から、「BGM(バック・グラウンド・ミュージック)が
あれば眠気もなくなるし、時間の間隔も分かるので是非導入して欲しい」
というリクエストが上がってきました。
「これはどうにかしないといけない」と思い、導入の方向で企画書を書
きました。
2階建てのそれなりの広さのある工場ですから、スピーカーを設置する
場所と個数が問題で、それが費用にかぶってくるので、見積はヒヤヒヤで
したが何とか役員会で通りました。
この当時は、オープンリールの時代ですから、2階の会議室にBGM専
用のプレイヤーを設置しました。
運用は、これまた手間が掛かりました。
15分おきに15分間音楽が流れる仕組みでした。その操作はタイマー
で作動していましたが、片道走行のオープンリールですから、2時間の演
奏が終わったら、次の物に架け替えなければなりません。その担当は、当
然私の役目でした。
しかし、その苦労あって、社内は一気に雰囲気がよくなりました。
なぜかしら、高級な会社という感じがしました。みんなも明るくなり、
良い感じになってきました。
4.ボーリング大会
次にやったのが、定期ボーリング大会でした。
当時、第1期ボーリングの隆盛時期でした。女子では中山律子、須田開
代子、サウスポーの野村美枝子、男子では西城正明、矢島純一などが有名
でしたね。
2ヶ月一度くらい大会を行いました。大会のない時はグループを作って
「練習」とばかりに何回も通う人も多くなりました。ボーリングは気軽に
出来るスポーツなので、その辺が受けたのでしょうね。
私は絶好調のときは、200アップは2〜3回、アベレージも170近
くありました。熱が入っていましたね。お蔭で、今でも若い者には負けま
せんよ!
しかし、最高に流行った時は、何時間も待ち時間があり大変でした。そ
れでも、みんな待って待って、3ゲームも5ゲームもやりました。
このイベントを仕掛けることで、一気にコミュニケーションが向上し、
当然チームワークもよくなりました。
知らないパートのおばちゃんとも親しくなり、全体が一つにまとまって
来ました。
5.親睦会(明朗会)
こんなイベントの費用や社員相互の慶弔のために、毎月200円の積み
立てを行っていました
私は、この明朗会の役員改選で会長に立候補しました。どちらかという
と嫌な、やりたくない役なので立候補などするものもいなく、一発で私に
決まりました。
まず初めに、会則原案を作り、皆に認めてもらうことをしました。
会費も300円に値上げしました。
そして、誰に慶弔ごとがあったのか分かりにくいという声に応えて、掲
示板を作りました。何かあったら全て私の方に情報を持ってくるように徹
底し、聞いたら即掲示板にその情報を貼り付ける様にしました。そうする
ことによって、その問題は解決しました。
それ以降、再選再選で、永久会長をやっていましたし、私にとっては何
の苦もなく、皆も落ち着いていました。
6.アナウンス
情報はタイミングです。
本部から一斉情報を流すには主に朝礼を使いますが、臨時で発生したこ
とについては、構内一斉放送が一番効果的です。
今なら一斉メールでしょうが、確実に同時に即時に届くという点では、
これが一番ですね。
しかし、これが結構勇気が要るんです。
一斉放送でしゃべるのが緊張して嫌で嫌で、しかし、今全員に知らせな
いと大変なことになるので、勇気を出して放送を行いました。
「後でいいや」と思ってタイミングをズラすときっとどこかでギクシャ
クしてきます。それはそれでいけたのかもしれませんが、なぜか「今しか
ない!」って耳元で誰かがささやくわけですね。しかし、その感性がない
と多分、ホットなドライブ感(緊急感)が出ないんでしょうね、
「“今”、を大切にすること」「情報は命であること」を学びました。
7.慰安旅行検討委員会
慰安旅行は、年1回の全社員の行事でした。
TQCが始まる数年間は、年々慰安旅行への参加率が低下していました。
折角TQCで盛り上がってきているのに、これは何とかしないといけな
いと思い、過去の社員・パート在籍数と参加人数を調べ、参加率を求めま
した。
はっきりした数字は覚えていませんが、120名くらいの在籍数で30
〜40%、つまり36〜48名くらいの参加数で、バス1台以内と言う感
じでした。
それで、これを盛り上げると、一気に社員コミュニケーションが向上す
ると感じたので、改善に取り組みました。
まず、行く理由と行かない理由をアンケートしました。
結局は、家の都合と慰安旅行に対するクレームがあることが分かりまし
た。
家の都合に関しては、行きたいという気持ちが勝てば、どうにかしてで
も行くということと解釈し、興味の出る、楽しそうな演出をするというこ
とと判断しました。
次はクレームです。良く調べると、「宴会時間が長すぎる」「酒を強要さ
れる」「行き帰りが退屈」などの意見にまとまりました。
では、これをどの様に解決するか、チームで(ほとんど一人で)考えま
した。
まず、「宴会時間が長すぎる」「酒を強要される」ということに関して、
宴会でのゲーム合戦を考えました。
宴会の席で、30分もしたらひとしきり食事は終わりますね。そこから
がゲーム合戦の始まりです。
全体を赤と白の2チームに分けます。
まず、舞台を使って、幕のあいだから足を出して当てるというゲームで
す。結構色物ですが、男性の足が出てきたりして楽しいですよ。まあ、大
人ばかりの慰安旅行で、少しばかりお酒が入った席の余興なので良しとし
ました。
次は私が事前に仲居さんに頼んで作っておいたワサビ入りおにぎりを当
てるゲームです。これは大喜利などで見かけますよね。あれです。当たっ
た人の顔がメチャメチャ面白いです。
次はまた色物。予め両軍の一人に赤いガーターベルトを右足の太ももに
着けてもらっておきます。じゃんけんで勝った方のチームから、着けてい
そうな人を指名します。指名された人は浴衣のすそをめくり確認します。
当たらなければ次のチームが指名します。これを当たるまで続けます。す
そをまくる時の緊張感と盛り上がりは異常なほどでしたね。
次は、「ザブトンに何人乗れるか」というゲームです。これも結構いけ
ます。一杯乗ろうとすれば片方に重心がかかって倒れます。これが爆笑で
す。あられもない姿になりますが、必死なので面白いです。
次は全員ゲーム。口にくわえたマッチの先に輪ゴムを通し、それをリレ
ーしていくゲームです。そして最後は、ボール運びゲームです。ボールを
アゴの下にはさんでこれまたリレーしていくゲームです。
とまあ、酒を強要されるより、こんな色物のゲームが結構楽しいと見え
て、最高に盛り上がりました。
しかし、面白くないのは幹部連中。じっくり飲みたいのに飲ませてもら
えないのでブーイングが出ていましたが、快く無視することにしました。
それから、「行き帰りが退屈」ということに関しても対策しました。
これは、旅行の行き先が決まったら、1ヶ月くらい前から、大きな手書
きポスターを掲示することにしました。それには、目的地やそこまでの道
順やコメントを書き、写真なども貼り付けて、楽しさを事前アピールしま
した。帰ってからは写真を貼り出し、さらに思い出で盛り上がりました。
特に往きのバスの中では、事前にインタビューしたテープを合成して、
それを聞いてもらったりしました。例えば、「好きな食べ物は?」「ビフ
テキ」、「嫌いな食べ物は?」「ヘビ」、と応えたテープの一部を合成し
て、「好きな食べ物は?」「ヘビ」、「嫌いな食べ物は?」「ビフテキ」
と編集しなおす分けです。これは時間の要る作業です。インタビューする
相手を想定して原稿を考え、実際にインタビューし、それを編集するとい
う作業を史郎と二人でやりました。夜中に、完成したテープを聴いて、二
人で腹を抱えて笑いました。
行った人が皆に楽しさを伝えて楽しさの連鎖が始まり、2〜3年経つと
参加者はバス2台が満杯になりました。・・・やったぜぃ!
8.次回案内
またまた、大幅にスペースを使ってしまいました。
今回はTQC運動の中盤部分、コミュニケーション〜チームワーク作り
に関して書きました。
次回は、TQC運動最終章をお送りします。
引っ張り過ぎでしょうが、私にとってはどれもこれも大事な要素ですの
でこんな長文になってしまいました。お許しを!!
ではまた次回、お会いしましょう!
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●編集後記
9月に、第5回CHP(シーケン・ホーム・パーティ)を企画しようと
現在アンケート中です。
少しづつ仲間の輪を広げていって、チームの結束を堅くして、今の不透
明な時代を皆で乗り越えていくパワーを共有したいと思っています。
読者で、どうしても参加したいという方は、ご一報下さい。
全国どこの方でも受け付けますよ。
詳しいお知らせは、次回のメルマガで・・・・・・
ではまた、次回お会いしましょう。
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