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【心と技のあいだ】
vol.048 2007.8.27
発行者:有限会社シーケン社 経営実務コンサルタント 谷口隆
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〔 最近、頭をよぎる事 〕
最近考えることがあります。
オーバーに言うと、自分の使命です。
簡単に言うと、自分がしたいことです。
私の年代別の課題(テーマ)は次のもののような気がします。
「10代は成長」「20代は吸収」「30代は自覚」「40代は構築」
「50代は指導」「60代は育成」「70代は円熟」「80代は継承」
今59歳と4ヶ月という歳になって思うに、自分の行き方(生き方)は
間違っていなかったという薄っすらした自信が出来てきました。
それは、ここ数年で人脈が急激に広がり、周囲に弟子にして下さいとい
う人が増えたり、CHPで呼びかければ50名くらいが集まってくれたり、
ということで、自分の勘違いかも知れませんが、また自分の思い上がりか
もしれませんが、私の生きてきた道は少なからず一つの方向性は示してい
るかもしれないというかすかな自負が芽生えてきたからです。
そうであれば、押し付ける気はさらさらありませんが、学びたいという
人に対しては、ノウハウも含め、谷口流の生き方を伝えていっても良いの
ではないかと思ってきています。
こんな状況で、皆さんからの後押しがあれば、私はそろそろそちらにシ
フトしてみようかな?した方がよいのかな?してみたいな?という方向に
進んでみたくなっているわけです。
今までは、自分でこうだといって道を切り開いて来たと言う感覚が余り
なくて、自然の流れの中で選択してきたに過ぎないという感じがしている
のが事実です。
しかし、この歳になれば、そろそろ自分で方向性を決めるというのもあ
りかなという様に思っています。
ということで、唐突ですが、シーケン社はシーケン社としての仕事をし
つつ、研究所を立ち上げたいと思います。
当然、タイトルは「心と技のあいだ研究所」です。
当社の営業を区分するならば、CKENは全体ブランド、シーケン社は
経営コンサルティング部門、「心と技のあいだ研究所」は個人の育成を主
体にするというイメージです。
もう既に、弟子認定したメンバーが8人もいるということから、この研
究所はスタートしているということも言えます。
ま、以前から研究所については息子の大介と一緒に少し構想を練ったこ
とがありますが、いきなりこの前文を書いていて、こんなことを宣言する
ことになろうとは私も思いませんでした。流れですわ。
ということで、この研究所がどういうものになるのかの詳細については
少し考えさせて下さい。
また、詳しい企画が決まったらお知らせします。
それに連れ、ホームページも一新しようかと大介と検討中です。
さて、前回は「CKENヒストリー/その7」をお送りしました。
前回は、人生最大の危機に直面し、それでもくじけず正面からぶつかり
それを乗り越えてきた苦労談を書かせてもらいました。
数名の方から、涙なくして読めなかったという反響も頂きました。あり
がとうございます。
今回は、美容室を相手に新米コンサルタントとしてスタートしてから約
10年間くらいのところまでの話を書いてみます。
では、本編の始まりです。
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本題に入る前に「心と技のあいだインジケータ」で今回のテーマの位置
付けを確認しておきましょう。
<考え方の技術> <考えを行動に移す技術> <行動の技術>
「心」→→→→→→→→→(×)→→→→→→→→「行動」
今回も、インジケータが故障でレベルを表示できないのでお許し下さい。
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< CKENヒストリー その8 >
1.はじめに
私は、シーケン社が傾く中、自分の勉強として、コンセプトシンキング
手法の確立や、生命保険会社のグループ指導、能力開発講座などの開催を
個人的にやっていました。
そういった経験も踏まえ、平成3年9月より、独立コンサルタントとし
て3件の顧問先を持ち、よいよ仕事を始めることになりました。
以前は、他人のすることをサポートするというスタンスでしたが、これ
からは、自分の会社なので、自分の出来ることをする、自分が責任を取れ
る仕事をするという方向性に変えたということに他ならないわけです。
それは、あの苦い経験から「自分の中からイメージが湧いてくるという
ことが自分を突き動かし、それがまた新たなイメージの源泉になる」とい
うことが、身を持って知ることになったからです。
では、コンサルタントになりたての頃の経験談を書いてみましょう。
2.ターゲットをしぼる
最初の顧問先は、私の妹が世話をしてくれました。
妹が勤務していたそのサロンには、既にコンサルタントが入ることが決
まっていたのです、妹がそこの社長との面接をセッティングしてくれて、
その結果、私の採用が決まりました。
私が美容業界にターゲットをしぼったのは、今までやってきた仕事が「
小集団の活性化」というテーマであり、大企業相手より、顔の見える範囲
でやりたいという希望もあり、美容室は最適な相手だからでした。
初めは専門用語も分からず、難儀しました。
私が出来るのは、ファシリテーション(議事進行)です。その武器だけ
で、グイグイと押しました。
その頃のスタッフ達が今は幹部やオーナーになっています。
彼らが言います。「谷口さんに教えてもらった手法をきっちり使ってい
ます。あの頃が一番勉強になったし、楽しかったです。」と。
顧問先数が少ないので、毎週くらい伺いました。そして、どんどん記録
を残し、フォーマットを作成しました。
少しくらい時間がかかっても、ドキュメントを大切にするという信念を
貫き通しました。。
3.海援隊
そうしている内に、海援隊と言う内面美容を研究する団体の主宰と出会
う会うことになりました。
そのグループは、綺麗で元気な髪の毛は内面から良くしないと生えてこ
ないという持論で、食べ物や体操、生活習慣に至るまで細かく勉強して、
その情報をお客様に伝えていくという主旨で、毎月勉強会を開催していま
した。
多分、その会が始まって3回目くらいだったと思いますが、同席させて
頂きました。
そして、そのお礼に、議事録を書いてその主宰に渡したところ、大変喜
んで頂いて事務局に推薦してもらいました。
事務局になったことで信頼が厚くなり、そこのメンバーから顧問に来て
もらいたいという引き合いが何件かあり、段々と仕事は軌道に乗ってきま
した。
4.美容材料会社
そして、その内面美容の延長線から、予防育毛を対象にした自然系の美
容材料を品揃えした会社の設立と運営に協力しました。
この時の資料作りは壮絶でした。
商品メニューラインアップを揃え、会員ランク別に価格を決め、さらに
それらが販売できる資料を作るという作業を一晩で行いました。
まだワープロ全盛の時代でしたが、私はパソコンも出来たので、それら
のノウハウを駆使して、徹夜で作成しました。
その会社に家内も勤めることになり、かなりの間、生活を支える基盤と
なりました。
5.ヘアーショー
この頃は、ヘアーショーが全盛で、顧問先のサロンでもヘアーショーの
開催が相次ぎました。
10回以上は携わりましたね。
小さなクラブもあればMBSホールやZEPP大阪などでもやりました。
私は当然資料担当で、その裏方の資料はほとんど私が作りました。
企画書、予算書、演出プログラム(台本)、スタッフリスト、タイムス
ケジュール、配置表、受付表・・・
まあ、これらの経験が、感動セミナーにつながって行ったという感じで
すね。
6.美容勉強グループ
内面美容研究会が下火になり、気の合った者10名くらいでグループを
結成しました。
このグループでも私が事務局で、美容師の速習コースをやったり、プロ
のカメラマンに来てもらってフォトコンテストをやったり、ミナミのアメ
リカ村三角公園でのライブパフォーマンス等もやりました。
この三角公園の時は、真田山にある公園管理局まで許可をもらいに行っ
たのを覚えています。
7.コンサルティンググループ
数名の者で美容室を対象とした総合コンサルティング会社を設立し、そ
のメンバーにも加わりました。
美容室の立ち上げマーケティング、教育、運営指導など一貫して指導す
る会社ですが、なかなか強力なメンバーが集まり、いい仕事をしました。
この会社は都合により3〜4年で解散しましたが、その時に美容室向け
サロンソフトの開発にも携わりました。当時はなかなかの優れもので、結
構良い評判を頂きました。
8.SE
初期シーケン社で一緒に仕事をしていた史郎からも仕事がちょくちょく
来ました。
SEとして立ち会って話をまとめて欲しいとか、仕様を固めるのに資料
を作って欲しいとか、機械が出来たので取り扱い説明書を作成して欲しい
とかの内容でした。
その度に出かけ、名古屋方面で泊り込みと言う仕事もありました。
短期間でその仕事をしないといけないので、夜を徹することもありまし
た。
「谷口さんにしか出来けへん仕事やねん、なんとかして!」と言われた
ら「しゃあないなあ!」と言って、ニヤニヤ出かけていく私でありました。
ある時など、「3σ(しぐま)って何?」って質問で、チンプンカンプ
ンな私は、本屋さんに走り、調べて回答しました。彼はそのことが助けに
なり仕事が出来上がったと喜んでいました。
以前も書きましたが、彼と私は、双方向で弟子・師匠の関係みたいなも
のです。二言はないのです。頼まれたらやる。これしかないいのです。両
者の間の辞書に「断る」という字はないのですよ。
だから、今でも電話が来たら、ちょっとビビリますがね・・・
9.ISO
平成6年頃、ISOをやって欲しいと史郎から依頼がありました。
私は美容業界の方に行っているので、ISOなど知りもしません。
それで「何それ?」って答えたら、「品質管理らしいわ。谷口さん品質
管理やろ。取引先の会社が困ってるねん。どないかしたって!」というわ
けです。
私は、その会社に伺う前に本を3冊ほど買って予習しました。
ウムウムウムウム。
分かったことは、アセッサー(評価・指導委員)、トレーサビリティ(
追跡性)、エビテンス(証拠)、ドキュメント(書類管理)くらいの単語
です。
そして依頼の会社に行って、この単語を並べてさも専門家みたいな顔を
してハッタリをかまし、仕事を取ることが出来ました。
この場合は、下請けの会社として親会社からの要望に応えるというレベ
ルのものだったので何とかなりましたが・・・・
10.規定類
就業規則、賃金規定、評価システム等に付いても要望があるので研究し
ました。
本にあるようなサンプルを美容室バージョンに置き換えるわけですが、
下手に変更することが出来ないので、専門家に問い合わせたりして勉強し
ました。
評価システムについては規定が無いので、サロンオーナーと相談しなが
ら作成しました。
新評価システムを作り、それを旧賃金体系から新賃金システムに移行す
る際の計算が誠に厄介で本当に難しいのです。
それでシミュレーターを開発してこれを標準化し、オリジナルノウハウ
として構築しました。これはなかなか他人に真似できないと自負していま
す。
このシステムは結構好評で、かなりの数、サロンからの引き合いがあり
評価〜賃金システムの改良に携わっています。
11.有限会社
それまでは株式会社でやっていましたが、商法改正で1000万円以上
の資本金がないと株式会社が名乗れないということで、平成7年10月1
6日、有限会社に組織変更しました。
12.インターネット環境導入
平成9年3月、初めてインターネットを導入しました。
さらに、日本橋で見つけたフロッピーディスクメモリー式のSONYの
デジタルカメラを購入しました。
これは、私にとってかなりのカルチャーショックでしたね。画像がパソ
コンに取り込めるのですからね、
これはもっと後になって、精度が高くなってからの話ですが、ホワイト
ボードを撮影したり、会議風景を撮って議事録に貼り付けたりと言うビジ
ュアル議事録にすることが出来たのは、このデジカメ発達のお蔭ですね。
13.引越し
事業の失敗から平成3年に家を出なければならないことになり、南南西
へ1Kmくらいのマンションに引越しして4年くらい経過した頃、親父が
「やっぱり同じ家賃を払うなら地べたに住みたい」と言い出して家を探し
たところ、3階建ての1軒屋を見つけました。
そして、市場も駅も近くなるということで、そちらに引っ越すことにな
りました。
親父はマンション暮らしが狭くて、近所付き合いも無く寂しかったんで
しょうね。
ここに引っ越したことで、なんか一つ脱出したようで、気持ちが前向き
になりました。
そして、数年経ち、今度は同じ家賃を払うなら自分の家が欲しいよなと
いうことになり、平成10年の春に今の一戸建て住宅を見つけ、無理やり
2世代住宅ローンを設定して、購入することが出来ました。
今の家に引っ越して来て、本当に多くの方々が家に来てもらえる様にな
り、人とのつながりも深くなることが出来て、家にも感謝しています。
14.「サロン運営ハンドブック」
そんなこんなで顧問先も増え、安定して仕事をする中、ノウハウもある
程度固まってきたので、それを「サロン運営ハンドブック」として集大成
しました。
これが平成12年春です。
そして、それを書籍に出来ないか出版社に問い合わせました。
そしたら、「出来ます」って言うんです。
「やった!」と思って条件を聞くと、「300万円必要です。まずコピ
ーライターをそちらによこすので30万円支払って下さい」って言うんで
す。・・・・・なんということを!
で、「しらっ!」として止めました。
そしたら、東京からわざわざ駆けつけてこられてこう言うんです。
「谷口さんのノウハウは専門的過ぎて受けません。それで谷口さんがコ
ンサルタントになるまでの経過は本になると思いますよ!タイトルもある
程度決めました!」ってね。
「知ったことか!」・・・・・もちろん断りました。
15.ホームページ立ち上げ
本が駄目なら、ホームページでこれを公開しようと思い(完全なリバウ
ンド状態でした)、自力で研究を重ね、平成12年の夏にこの「サロン運
営ハンドブック」を全公開することにしました。
結果的にはこの方が良かったのです。
何の飾り気も無いホームページでしたが、ノウハウだけは満載でした。
72文書100ページほどのボリュームがあるのですが、時々、「あの
ハンドブックを全部プリントアウトして持っています。」という人にお目
にかかります。
それに、あのノウハウを無料で公開しているということで私への認識を
新たにする方も大勢いました。
私は、「ノウハウは使ってなんぼ!」と思っているので、じゃんじゃん
オープンしています。それを利用して成果を出して欲しいと思います。
16.次回案内
今回は、細切れ情報でしたが、私の大切なノウハウ構築のためのステッ
プであったわけです。
次回は、いよいよヒストリー最終コーナー?です。
いよいよシーケン社がシーケン社らしく活動を充実させていく時期につ
いて書きます。
では、次回をお楽しみに!
ではまた次回、お会いしましょう!
<<<< 有益な情報コーナー >>>>
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第5回CHP(シーケン・ホーム・パーティ)は、9月8日(土)に迫
ってきました。
現在、52名でオーバーフローです。ありがとうございます。
開催結果報告はまたこのメルマガでもさせて頂きますのでよろしくです。
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●編集後記
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/新店計画/オープンに必要な書類を揃える」の大阪開催への出講
9月5日(水)は、ウッディチキン三重の定例会
9月7日(金)は、京都JC「オープンセミナー」への出講
9月8日(土)は、第5回CHP
9月10日(日)は、HF無目的ホールにて池間哲郎先生の講演受講
となっています。
ここの2週間は正念場ですね。
何とか乗り切って、CHPではフィーバー(古っ!)しましょう!
応援よろしくです。
ではまた、次回お会いしましょう。
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