美容室/ヘアーサロンの組織の作り方。経営実務コンサルティングのシーケン社。美容室/ヘアーサロンの業界経験は10年以上。
美容室/ヘアーサロンの 組織の作り方 (2)

4.上下関係の上手な作り方
- 自分の思いを熱く語るのはOKですが自分の考えを押し付けるのはいけません。
- 上から押し付けられる事ほど嫌なことはありませんし、やる気が失せます。
- 対等な関係で語っていてもオーナーはオーナーです。対等という事は有り得ないのです。
- だから余計、フラットに語ることが相手(スタッフ)に快く響くのです。
- 前述した通り、コンセプトの伝導者としての熱い思いが、真のスタッフを育成し、やる気を引き出す教育になるのです。
- オーナーのひたむきな姿勢に心打たれるのです。
- 変な小細工や、えこひいきは絶対にいけません。
- 正々堂々として、スタッフ一人一人の育成を考えているという姿勢が、正しい上下関係を構築してくれます。
5.役付者の育成
- スタッフ〜チーフ〜店長〜マネージャーというサロンの一般的組織作りにおいて、チーフ以上は役付者と言われています。
- では、役付者とは何をする役でしょう。
- 役付者の任務は大きくは3つあります。
- 1つ目は「コンセプトの伝承」です。トップダウンの最たるもので、サロンの生命線です。
- 2つ目は「意見の吸い上げ」です。ボトムアップといわれる部分で、情報のフィードバックです。方向性を見誤らないないためのアンテナの役割をする下からの情報をトップに伝える役目です。
- 3つ目は「企画」です。自分のオリジナリティーは、この場面で発揮します。日頃考えているクリエイティブな部分は、企画として上に提案していきます。
- この3つの要素を、サロンとしてしっかり教育する必要があります。
- トップのイメージがなければ下は育ちません。
- 上記の内容を具体化・具現化し、サロンの役付マニュアルとして定着させることが急務です。各種「役職マニュアル」のサンプルは後述します。
6.業務分担でスタッフの活性を上げる
- 業務分担をこの章で取り上げた理由は、業務分担と組織作りは密接に関係しているからです。
- 分担内容の定義を明確にして、うまく機能させることにより、しっかりした組織が出来上がります。
- 先輩に指導・フォローの手順を学ばせること、下のスタッフにサロンワークの一部から全体への勉強をさせること等も目的の一部です。
- 仕事を通じて意志の疎通を行い、チームワーク向上の一環としてもこの業務仕事の分担は是非やらせてみて下さい。思わぬ能力を発揮するスタッフも出てきて、能力開発にもなります。
- コツは、発表の場を与えることです。
- 在庫を調べさせたらその内容を発表させる、顧客分析させたらその内容をレポートさせる。
- 何事もそうですが、フォロー(発表の場の提供等)をしてやることにより励みが出て、また次につながるのです。
- 業務分担内容については、資料『(2)業務分担表』を参照して下さい。