美容室/ヘアーサロンの組織の作り方。経営実務コンサルティングのシーケン社。美容室/ヘアーサロンの業界経験は16年と豊富
美容室/ヘアーサロンの 組織の作り方 (1)

1.なぜ組織が必要か?
- コンセプトをしっかり認識している者と、そうでない者とが混在する場合、誰がリーダーシップを取るべきでしょうか。
- コンセプトを理解していない者がリーダーシップを取れば、そのサロンの方向性はどうでしょう。そんな者がリーダーになれば、どこに向かって進んでいくのか確約が出来るはずはありません。
- 有名な話に「三蔵法師」の例があります。孫悟空、猪八戒、沙悟浄の3名の部下を引き連れて、天竺に教典を取りに行く話がありますね。あの話は、リーダーシップとは、組織とはこうあるべきだということを言わんとしています。
- 三蔵法師は、教典を絶対に取りに行くという使命をおびており、この一点において、強烈なリーダーシップを発揮し、家来を統率し、紆余曲折を乗り越えて目的を達するのです。
- 絶対なる使命、強烈な任務は組織を必要とする、いや組織を作らざるを得なくなるのです。
2.サロンオーナーの認識の現状
- 一技術者として育ってきて、ポッとサロンオーナーになった人にとっては、組織を「作る」「操る」ことは非常に難しい課題といえます。
- 大抵は、店長・マネージャー職からの成り上がりでしょうから、オーナーという役職・役柄を誰からも教えてもらっていないはずです。
- 仕方のないことです。
- ということは、新オーナーは何に重点を置き、何を考え、何を指示し、何をチェックすればよいのかが基本的に分かっていないはずです。
- 教えてもらっていないのだから、当然です。
- ということは、自分の感性だけで、手さぐりで、サロン運営をしようとしている訳です。
- 果たして、それでよいのでしょうか。
- それで、自分の思っているサロンが出来上がるのでしょうか。
3.自分のサロンにはどのような組織がマッチしているか?
- オーナーの性格、経験、考え方、コンセプトの内容等々により、自分のやり方にマッチした組織を作ることが必須です。
- 組織は放って置けば自然と出来上がるものですが、逆に意識していないと自分の思いとは別の方向に走り出すことも往々にしてありますので注意が必要です。
- サロンの組織形態としては、「独裁型」「カリスマ型」「フラット型」「運営委員会型」等に分けられるでしょう。
- 「独裁型」はトップがバリバリ引っ張るタイプです。技術的にはあまり出来なくても、経営的に優れた手腕を発揮出来、すべて俺に委せておけという主導が出来て、スタッフには有無を言わせないタイプです。特徴としては、意志統一が通りやすい反面、トップに付いて行けないというもろさもあります。
- 「カリスマ型」は、オーナーがトップスタイリストとして業界、一般にも著名で、スタッフは、その人の技術を吸収したいという意識のみでサロンに止まっている組織です。特徴としては、スタッフは表面的には従っていますが、底が見えた時点でポイッという感じです。
- 「フラット型」は、組織なき組織です。オールフラットで、誰がリーダー、誰がスタッフという区別がありません。仲良しグループでやって行こうとする同好会的組織です。特徴としては、良い時は良いのですが、目的意識が薄く危機対応力がありません。
- 「運営委員会型」は、オーナーが運営委員会を組織立てし、右腕の者に運営委員長を委せて企画させていくやり方です。特徴としては、始め動きは少し遅いですが、下の者の考える力が徐々に付いてきて、やがては自動巻きになります。
- それぞれの組織形態には一長一短がありこれがベストという組織はありません。
- 自分のサロンにマッチした組織形態を意識的に構築するには、客観的な視野と、右腕になる人とのコンビネーションにおいて熟慮して方向付けしていくことが重要な要素です。