美容室/ヘアーサロンの店内規則の作り方。経営実務コンサルティングのシーケン社。美容室/ヘアーサロンの業界経験は16年と豊富

美容室/ヘアーサロンの 店内規則の作り方

1.店内規則を作る意味

  • 店内規則は、いわゆる「就業規則」ですが、それ以上に内部の細かい動きの規定や行動の指針を書いた内容を含むので、ここでは「店内規則(店則)」という表現を使います。
  • サロンを運営していく上で、就業に関する基盤となるものですから、やはりしっかりした規定を作っておかなければなりません。
  • 店則を作っておけば、特別休暇の日数、服務規定等が記されているので、毎回どうしようと迷うことなく、安定したサロン運営が出来ます。
  • この資料の活用場面としては、採用面接時に見せることがあります。これを見せて説明すれば、しっかりしたサロンというイメージも伝わり信用も増します。
  • またある意味、この店則はコンセプトの管理的側面という見方も出来るでしょう。

2.前提条件の認識

  • 「人は規則で縛るものではない」という前提条件で作成しますが、守らないスタッフがいると、ついつい厳しく、かつ細かくなってしまい、規則が一人歩きし出します。これは、大変困ったことで、本来の規則の意味とは違ってきます。
  • もう一度基本に戻り、スタッフとの対話、本当の意味のコミュニケーション、相互理解といった、相手をおもいやる気持ちからスタートし、規則の前の心を見直して下さい。
  • この「おもいやりの心」は、いつもいつも大切にし、規則はそれを支える最低限の約束事として文章化することにしましょう。

3.作成の手引と注意点

  • 店則の全ての内容について添付することが出来ませんので、資料『(17)店内規則の項目サンプル』を用意しましたので参照して下さい。
  • また、一般の書店でも就業規則の作り方という本はいくらでも出ていますので、詳細についてはそちらを見て下さい。
  • 店則の大まかな項目は以下の通りです。
  • 「はじめに」で、この店則はなぜ決めているのかを書きます。
  • 「総則」で、概要を伝えます。
  • 「服務規定」部分では、サロンを協力して発展させていく上で、遵守(守る)すべき項目を列挙します。
  • 「採用及び配置」では、採用の条件等を書きます。
  • 「勤務」では、営業や休日、欠勤、有給休暇等に関することを詳細に記載します。
  • 「給与/賞与」部分では、別途定めることを明記します。
  • 「休職及び退職」では、休職とみなす条件やその後の扱い、および退職等について記します。
  • 「賞罰」は、特別表彰内容や解雇について書きます。
  • 「教育及び福利厚生」では、教育研修/慶弔規定等について記載します。
  • 店内規則は、雇用者(オーナー)と従業員(スタッフ)の雇用関係を明記したものですから、その前提に立って、両者が納得して守れる規定を作り上げることが願われます。
  • 作成・評価に対しては、いろいろな方面の知識が必要ですので、詳しい人に相談することが良いでしょう。

4.運用上の注意

  • 全スタッフに統一した認識を持ってもらうため、作成後、全員へコピーを渡し、説明会を行います。
  • 説明した後は、「店長が持っているので、いつでも見て下さい。」と説明してコピー資料を回収し、店長預け(管理)にします。
  • 運営が始まり、不具合が生じた場合、速やかに変更することが大切です。常にフレッシュであれば、いつ見せても大丈夫です。
  • 中途採用の面接などで、「少しメンテする(修正する)箇所があるので」と断ることは、古い体質を露呈したことになり、よい人材は集まりません。
  • 常に現行一致していることに心がけて下さい。