このページの本文へ移動

ありがとう (感謝の心)

メルマガ再録 (2007年4月9日) 第39号


日常における感謝の心は、それを教えられていないから出来ないのです。指導方法としては、まず自分自身が実践してその姿を見せることです。頭一つ下げられないスタッフを見過ごしてはいけません。

           < ありがとう >

1.はじめに

 今回は、「ありがとう」について考えてみます。
 いつものように、「ありがとう」の意味を調べてみました。
 「ありがとう」は、感謝の気持ちを表す言葉。感動詞的にも用いる。
 「ありがとう」の語源は、形容詞「有り難し(ありがたし)」の連用形
「有り難く(ありがたく)」がウ音便化し、「ありがとう」となった。
 「有り難し」は、「有ること」が「難い」という意味で、本来は「滅多
にない」や「珍しくて貴重だ」という意味を表した。
 『枕草子』の「ありがたきもの」では、「この世にあるのが難しい」と
いう意味、「過ごしにくい」といった意味でも用いられている。
 中世になり、仏の慈悲など貴重で得難いものを自分は得ているというと
ころから、宗教的な感謝の気持ちをいうようになり、近世以降、感謝の意
味として一般にも広がった。
 こんな感じの内容でした。
 つまり、相手の行動に対するリアクションとして、自身の心の動き・感
謝を「ありがとう」という言葉で表現するということですね。

2.相手の想いを受け止められる感性

 感謝は相手の行動に対しての感情なので、相手がいくら素晴らしいサー
ビス、思いやりを発揮してくれても、それを感謝できる自分の感性がない
と、その相手の想いを受け止められないということですよね。
 また、そういう人は相手にもそういうサービス、ホスピタリティが発揮
出来ないという事でもあるでしょう。
 では、どうすればその感性、感受性を向上させることが出来るのでしょ
うか?

3.感性、感受性を向上させるキーワード

 これが、簡単な様でなかなか難しいテーマなんです。
 それで、まず山崎宣次先生の「感謝のできる人になる」という冊子から
自分なりに単語を抜粋してみました。
 プラス心のキーワード
 「ありがとう、幸福 、感謝、すみません、嬉しい 、喜び、尊敬、愛、
助け合い、よろしく、自然の恵み、思いがけないサービス、元気、美味し
い、お世話、必要、生き甲斐、仲良し、お辞儀、握手、涙、胸いっぱい、
信頼、支え合い、仲間、家族、ご恩送り、楽しい、優しい、希望、生きて
いる、自由、必要とされている、役立つ、心を磨く、価値創造、自分らし
い」等々
 こんな言葉がセレクトできました。
 これらの言葉が敏感に受け止められて、言える、行動できるようになれ
ば、これは相当レベルの高い人になるでしょう。

 ちなみに、マイナス心のキーワードも掲載しておきましょう。
 「紛争/争い、疑心暗鬼、空しい、残酷、悲しい、腹立たしい、苦しい
恨み(うらみ)、憎しみ(にくしみ)、絶望、不安、不自由、必要とされ
ていない」等々です。
 このマイナスワードを口にしていると、潜在意識がそちらの方向へ行っ
てしまい、結局物事が上手く行かないという結果になってしまうので、言
わないようにすることが大切です。

4.どの様に教えるか

 ということは、これらをどの様に学ぶか、教えるかですね。
 学びの場としては、日常、研修/セミナー、講習、、本、先輩の話、先
達の話、親からの話、OJT等々があるでしょう。
 それよりも大切なことは「日常、全て学びの場である」ということです。
 そういう視点を持つことの大切さを、徹底的に教えなければなりません。
 その基本の根っこの部分の考え方を教えていない(知らない)スタッフ
が多いということを指導側の人間は認知しておかないといけません。
 つまり、知らないから出来ないのです。
 その前提に立てば、まず最初に、教える作業をしなけれならない。
 なぜそうかというと、いつの時代か、その日本の良き伝統が崩れ去り、
最近の親、地域、学校が教え切れていないからです。
 そのことを憂いても仕方ないので、気がついた人から、今からそれを再
構築するしかないのです。
 指導方法としては、まず自分がそれを見せることです。自分が出来ない
ことは、スタッフも出来ません。
 相手からの心からのサービスを受けた場面で感謝の心を伝えられないス
タッフには、必ず指導しないといけません。
 頭一つ下げられないスタッフを見過ごしてはいけません。
 「こうするんですよ」ときっちり指導し、それを積み重ねていくしか方
法はありません。

5.小林正観さんの本の一節から

 ちょっと話は遠回りになりますが、「ありがとう」という言葉がなぜ良
いエネルギーを持っているのかを考えている時に、2冊の本にめぐり会い
ました。
 1つは、小林正観さんの本「究極の損得勘定」(宝来社)です。
 余談ですが、小林さんは昭和23年生まれで私と同い年です。
 その一説から。
 『人間にエネルギーを吹き込むものベスト3というのは、「感謝」「笑
顔」「賞賛」の3つです。私はこれを頭文字をとって「おかえしの法則」
と名付けました。』
 どうですか? 結構ギャグも入っていて好きですね、このスタンス。
 そんな本の72ページに、こんな内容のものがあります。要約して書き
ます。
 「水はマグマの水蒸気が雨になって海になったというのが通説だが、N
ASAの研究で人工衛星の写真を分析したら、地球約2万キロ上空に氷が
浮かんでいるという新しい理論を発表した。その氷は、ある一定量毎日大
気圏外から飛んできて地球の上空に浮かんでいる。それが地球に入ってく
る。その量と地球の歴史46億年を掛け算したら、今の海水量とぴったり
一致したらしい。
 え~~~!って感じでしょう。
 さらに、水にいろいろな言葉を見せたり、音楽を聞かせたりして、その
水の結晶を調べたら、「ムカつく」「殺す」などの言葉にはグチャグチャの
結晶になったが、「ありがとう」と言ったらダイヤモンドの様な一番きれい
な結晶になった。
 これも、え~~~!って感じでしょう。

6.江本勝さんの本の一節から

 さて、ここからが大変です。
 知り合いの人に水についての本があるのでと紹介を受けて買ったのが、
「水は答えをしっている」(江本勝著、サンマーク出版)です。
 読み進める内、おやっと思いました。
 どこかで聞いた話題だぞ!
 そうです。90ページを読んでいると、あれっ?これって小林さんの本
で言っていた内容だぞ!
 ビックリです。
 無作為に読んでいる本が、リンクしていたんです。
 それも、「ありがとう」というテーマでメルマガを書こうとしている私
になぜか完璧にシンクロしていたのです。
 思わず、鳥肌が立ちました。
 関係ないかもしれませんが、このメルマガの発行回数が、今回で39回
目ということで、サンキューなのでこのテーマにしたのですが、これも何
らかの導きではないかと、1人でゾクゾクしております。
 小林さんは多分この本を読まれて、書かれたのではないでしょうかね?
 話はそれましたが、江本さんの本には大変なヒントがあります。
 その中から、抜粋加工して書いて見ます。
 この本は、水の結晶が外部からの波動エネルギーを感じてそれに反応し
ているという様な主旨の内容です。
 小林さんが書かれていたように、水は宇宙から飛来したもので、雨や雪
となって地上に達する。この学説はアイオワ大学教授のルイス・フランク
博士が発表したもので、NASAとハワイ大学がこの説に信憑性(しんぴ
ょうせい)があると認めています。
 水なしで生命が誕生しないのは周知の事実です。生命の源である水が、
宇宙から届けられたということになると、私達人間を含む生命は、みな地
球外生命だということになります。
 一方、著者江本氏の研究によると、水が凍る時、水の分子は整然と連な
って結晶格子を作ることになる。これが六角形の構造となって安定し成長
すると水の結晶となって目に見えるわけだが、自然とは違う情報がそこに
もたらされていると、きれいな六角形が形成されないのです。
 「ありがとう」「愛」「感謝」という言葉は、大自然の掟、生命現象の根
本原理なのです。
 それは、自然の風景を見ればわかります。木々や草花はお互いに尊重し
合い、共存し合って生きています。
 それに対して人間が作った「ばかやろう」「死ね!」などの人を傷つけ
る言葉には結晶はグチャグチャの形になり、見るも無残な形になります。

7.最後に

 ここまで読まれて、どうですか?
 目からウロコが落ちましたか?
 私は、大変な衝撃を受けました。
 つまり、水の結晶の写真はまぎれもない事実です。信じる、信じないの
問題ではないのです。
 そうです。事実なんです。
 人間の70%が水で出来ている以上、水の存在を無視できません。
 だから、その水が、「ありがとう」「愛」「感謝」にきれいな結晶を結
び、邪悪な言葉に結晶を結ばないということが事実である以上、自然の摂
理である以上、それに従わなければ、どんどん悪い方向に行くのは当然で
しょう。
 めちゃめちゃ回りくどい話でしたが、「ありがとう」という言葉のパワ
ーの分析に一石を投じることが出来たような気がしています。

8.次回案内

 では、次回の案内です。
 次回のテーマは「全てに主となる」です。
 どんな場面でも主体性を持って取り組むことで自己研鑽となり、より早
い成長が期待できます。
 そういう考え方で人生を生きれば、楽しいですよ!!

 では、次回もまたお役に立てるメルマガを目指して作文しますので、応
援よろしくお願いします。
                 ではまた次回もお会いしましょう!

comments powered by Disqus

▲このページの先頭へ戻る