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CKEN社 満25年です。

本日より、CKEN社26年目がスタートです!

CKEN社は、昭和63年8月22日(1988年)が設立日なので25年が経過し、今日から26年目がスタートです。

実に四半世紀を、生き延びてきました。この25年を振返ると、出だしはマイクロメカトロニクスの製造メーカーとして出発したもののすぐに挫折しました。その結果、自身で出来る仕事を模索し、コンサルタント業として再出発する事になりました。

そして、コンサルタンとしての前半はサロンへの毎日の出向でノウハウを仕込み、中盤は感動セミナーで人脈を広げ、後半はノウハウの一般化を実施してきました。現在は、気の合った会社様と深い付き合いをしています。

結果的には、自分がイメージした通りの人生のような気がします。私の仕事へのスタンスは、ガツガツ仕事をすると言うよりも(当時はガツガツやってましたが・・・)、心構えとしては、どちらかと言えば、見栄より実質的な部分を追及する方で、本質論的です。これからもこのポリシーとスタイルは変わらないでしょう。

皆さんも、自分のポリシーとスタイルを再確認してみてはどうですか?
これからもCKEN社をよろしくお願いします。


コンセプトシンキング (目的思考について)

メールマガジン再録 (2005年9月26日、第3号より)

コンセプトって、もう日本語化しているので説明は不要でしょうが、意外に、いきなり説明せよって言われたら、しにくいものですよね。
一般的には、「概念」「全体を貫く統一的な視点や考え方」(広辞苑)となっています。この後者の視点がもの凄く大切です。

『見えない部分』は頭の中の動きということですから、物事に対して自分がどう考え、対処すべきかについて考えることがテーマです。
そのツールとしてのコンセプト思考(コンセプトシンキング)は欠かせないものと言えます。
「コンセプター」って言葉は日本人の造語でしょうが、全体を貫く統一的な視点や考え方を伝える役目の人を言います。
例えば、多人数が集まってイベントを行なうとします。この時って、末端の人はただこうしろって言われただけで意味も分からず、ウロウロするばかりですよね。
しかし、その場面で、コンセプターがイベントの主旨をバシッと全員に徹底したらどうなるでしょうか。いっぺんに統制が取れた集団に変身しますよね。
つまり、この様に「コンセプト」には団体において「人を束ねる力」があると言うことです。
逆に言うと、「コンセプトを上手く利用して結束力を高めるにはどうすればよいか?」を自問自答して、自社・自店の組織の統制をよりレベルアップさせることも可能です。一度じっくり考えてみて下さい。

コンセプトのもう一つの特徴は、金槌、ノコギリみたいに道具としての利用方法があるということです。
これについては、あまり皆さん意識してやっておられないと思いますので説明してみましょう。
何か物事を遂行しようとした時、判断・決断すべき場面が数多く発生します。特に、会議で展開した意見を集約する時など、まとめるのに大変苦労しますよね。
この時に、コンセプトは、非常に有効に力を発揮します。
つまり、「我々はこの方向に向かおうとしているのだから、この意見はコンセプトとは反対方向に向いているので却下、またこの意見はほぼ同方向を向いているので、少しアレンジすれば利用可能」などと判断の道具として使えるわけです。
コンセプトが明確で、出席者全員がしっかりコンセプトを理解している会議の生産性は最高に上がります。しかし、その逆の場合の会議の効率は最低です。

ここで、サロンにおいての具体例を示しましょう。
「より快適な技術を提供する」というコンセプトがあったとし、「技術スピードアップ」という課題で話し合うことになった場合を考えてみましょう
意見として出るのは「スピードアップしたら技術が雑になる」「それを気付かれて失客する」「お客様にとっての楽しみの時間を少なくするのはどうかと思う」「スピードアップ、このままでいいんじゃないですか」「・・・」と言います。このままだと、スピードアップはマイナスだという方向に傾いていきます。ではどうすればよいのでしょうか?
まず、技術スピードとは我々にとってどういうことなのか、お客様にとってどういうことなのかを考えておかなれければなりません。
考えられる要素は次のようなものです。
「シャンプーは長い時間してもらう方が気持ちが良い」・・・さて、本当でしょうか。これは、その方の気持ちが良いと思える時間には差があるので、その方の状況を見て一番良い時間を見つけることが大切です。
それ以外の技術については、基本的には短い方が喜ばれます。しかし、「短ければ短い方が良いのか?」というとそうではありません。
ここでは、お客様は、サロンに何を求めて来られるのかをしっかり把握して、定義しておくことが大事です。

お客様は、「担当技術者と多くの時間を共有したい」「楽しい会話がしたい」「その他は早く済ませたい」と考えておられると想定します。そうすると、すべきことが見えてきます。
そして、再度コンセプトを設定します。
結論としては、「より快適な技術を提供する」を「お客様一人一人の快適な状況を把握してそれに応えることを前提とし、出来る限り技術のスピードをアップする」に変更すればよいのです。
この様に、コンセプトによる方向性がきっちり示せていない場合は、議論が思わぬ方向に進展してしまうので、きっちりコンセンサス(合意形成)した文章で方向性を確認出来るようにしておくべきでしょう。
 
いかがでしたか?

合意形成されたコンセプトは、それ自体が凄いエネルギーを持っており、それを浸透させることにより、さらに全てのスタッフを熱烈思考に変えることが出来る最高のツールです。

ではまた次回お会いしましょう!

アナロジカルシンキング (類推思考について)

メールマガジン再録 (2005年9月12日、第2号より)

前回は、タイトルの意味と、自己紹介をさせて頂きました。
今回は、さらに突っ込んで、【心と技のあいだ】についてもう少し深く考えてみたいと思います。

その人のどこを鍛えればもっと力が発揮出来るのかを、『見えない部分』『「見えない部分」を「見える」に変える部分』、『見える部分』の3つのセクションに区分して考えてみます。

<アナロジー>

その前に、今から勉強していく上において、参考になる考え方を紹介しておきます。
それは、「他から聞いた話を自分に置き換える方法」です。
私はアナロジー(類似思考)と言っていますが、世間ではベンチレーションとも言っていますね。
これから勉強していく上において、機転を利かせて何でも応用していくことで自分のものになるので、しっかり利用して下さいね。

以下は、一般の生産加工会社と自分というものを比較したものですが、こうすることによって、流れの原理原則がなんとなく見え、置き換えが可能になります。

 加工機械        vs 自分
 生産注文(図面支給)vs 課題要求
 機械使用ノウハウ  vs 自分の制御方法を知っている。
 材料調達        vs 情報を蓄積しておく。無ければ仕入れる。
 加工           vs 課題検討~解決策を考える
 検査           vs それで良いか確認する。
 納品           vs 提案~実施
 売上回収        vs 結果を確認する。

これに関して、例えば、検査の精度を向上しようと思えば、検査項目のチェックリスト(A)を作ったり、検査用ゲージ(B)を作成したりということをします。
さて、このABは、自分では何をすればよいのだろうと考えます。これがアナロジカルな考え方です。
この様に、自分に置き換えて、また会社に置き換えて考えていくことでいろいろなもの、考え方が取り入れられます。
私は、講習をする際の一番に、いつもこれを言っています。このアナロジカルシンキングは必殺のテクニックですから、是非活用して下さい。
さて、本題です。

『見えない部分』について

心の中は自分でさえも見えません。
自分の「生き方」「判断」の基本をコントロールしているのは、自分の心です。それが自分の性格を形成し、行動の規範となっています。
とまあ、堅苦しく考えるのはよしましょう。
つまり、自分の心の持ち方次第で、全てが即変るのです。そんな例を数多く見てきています。変らないのは気付いていないからです。本当に気付けば、今からでも変るのです。
サロンで、店販販売が伸びないので困っていたスタッフに、「とにかく、お勧めではなく、お知らせの積りで言って見て。自分がお客様だったら、自分には言ってもらえなかったら寂しいでしょ!」とアドバイスしたら、どんどん店販が出たということがありました。
こんなのは、自分が囚われていただけですよね。だから、見えない部分を鍛えるのは、「素直な心と謙虚な姿勢」が一番でしょう。
その他、考え方を鍛える部分では、コンセプトシンキング、ホッパー図思考など、これから徐々に公開していきたいと思います。

『見えない部分を見えるに変える部分』

自分の中に蓄積された思考を、何らかの方法でアウトプットしていくプロセスを考えます。
アウトプットそのものは言葉、態度、資料などの目に見える部分として表現されますが、その内にあるものを外に出す表現の瞬間の技について考えていきたいと思います。
この部分から以降は、DOHOWと言われる部分ですが、それが以外に日本人は不足していると思います。つまり、エンターテイメントの部分が足りないのですね。日本は元々、「恥の文化」というものが浸透しているので、表現は苦手なわけですよね。
私は完璧か?と問われたら、「ムーーン」と考えますが、少なくとも20秒で20年来の友人になる自信はあります。

『見える部分』

言葉、態度、資料などの他人が分かるアウトプットの精度を向上するための勉強が必要です。この部分についての資料は数多く出ていますのでそちらにお任せしますが、効率的な方法について考えたいと思います。
インプット100、アウトプット40より、インプット40、アウトプット100の方が効率が良いし、エネルギーも使いませんよね。
これを目指して、見える部分を鍛えましょう。

今回はこれくらいにしておきましょう。

ではまた次回お会いしましょう!

CKENメルマガ【心と技のあいだ】 スタート挨拶

メールマガジン再録(2005年8月22日、第1号)

このメルマガのスタートは、2005年(平成17年)8月22日です。
その時から書き溜めたものを本文のみ再録して公開します。

ごあいさつ

はじめまして。 経営コンサルタントをさせて頂いている谷口と言います。 これから、【心と技のあいだ】というタイトルで、月間2回の発行を目指して読者の皆さんにお役に立てる情報を発信したいと考えていますので、宜しくお願いします。

【心と技のあいだ】とは...

「【心と技のあいだ】って何のこと?」って疑問、当然です。 「心」とは、自分の本心、自分の考え、自分の本音です。 「技」は、”わざ”と読みます。心を表現する技術のことです。 「あいだ」とは心で考えたことを表現するまでのプロセス(段階)を言います。

「心」の持ち方でその人の人生は大きく方向が変ります。 「技」の習得と表現でその人が判断されます。つまり、「自分の周りで発生する物事をどの様に観察し、吸収し、考え、判断し、それを加工して、自分の言いたいこととしてアウトプット(伝える、表現)していくのか」について考察するのがこのメルマガのメインテーマです。

【知的能力向上】

こう書くとめっちゃ堅苦しいですが、全然そんなことありません。 私をご存知の方からは「何格好良いこというとんねん!」と突っ込みが飛んで来そうですね。そうなんです。この難しそうなテーマを、日々のコンサルタント実務のケースワークや日常のちょっとしたエピソード等を交えながら楽しくお伝えしていくことで、あなたの知的能力向上にお役に立ちたいと考えています。
<中間まとめ>
以上のことを整理すると次の様になりますね。

  • 心(目的)  =あなたの知的能力向上のお役立ち
  • あいだ(加工)=テーマ選定~メルマガ作文
  • 技(手段)  =メルマガ発信

【自己紹介】

では、簡単に私の自己紹介をさせて頂きます。私は昭和23年、熊本県生まれの大阪育ち。受験はしたものの大学へは行けず、松下電器の下請け工場に就職。150名の会社で、パートのおばさん達を相手に現場仕事を8年やり通す。10年目にして、TQCという全社的品質管理運動を一人で企画して2年間展開。15年勤務した後、これからはコンピュータの時代だと直感し、ハード&ソフトのシステムを開発する会社に転職。そこの親会社が大手経営コンサルティング会社より現場改善の先生を採用したので、以前の職歴を買われて事務局として同行。また自社でも松下電器からの天下りで経営指導に来られた先生に対しての担当役となる。この時に現場改善および経営指導ノウハウ
を自然に身に付けていたことが、後に役に立つことになる。

【現在の位置付け】

さて、次に私の現在の位置付けです。私の職業は、美容室を主ターゲットとした経営コンサルティングです。私の業態は、自主活性型サロンをめざすための個別指導、セミナー主催等により多くの方を啓発・啓蒙すること、およびいろいろな方とのご縁を結び付けること等が私の仕事です。私の使命は、私に授けられた能力・積み上げてきたノウハウを皆に公開・教授することによって「個人の考える能力」を向上させて、より上を目指す時のツールにしてもらうことです。ひいてはそれが皆のこれからの生活が豊かで幸せになることのサポートになれば幸いだと思います。私のライフワークは、これから社会人として羽ばたく若者に対しし、事前に知っておくと便利で有効な知恵を授けることです。

【これからよろしく】

実は、私はよく、「谷口さんは人柄で仕事をしていますよね!」と言われます。これって褒め言葉? 私にとっては極々自然体です。天性の明るさ、元気さ、飛び切りのサービス精神は、自分で言うのも何ですが天下一品です。一度挫折を味わってからは、恐いものがなくなり、天井が抜けました。生きていることがありがたいと思えるようになったのは、その時に勉強させられたからでしょう。最近は、自分でも話術に磨きが掛かってきたなと思う時があります。(ちょっと、やり過ぎもありますが、私に言わせれば、皆やらん過ぎです。もっと楽しくやればいいのにと思います。) まあ、この歳ですから、どこへ行っても火元責任者って感じで一目置かれてしまうので、その分は差し引いて考えなければなりませんが、「それにしても谷口さん若いなぁ!」と言ってくれた時は、内心ウッシッシと喜んでいます。感覚は錆びてない、というよりリードしていくつもりで日々の会話に磨きを掛けている今日この頃です。

ではまた次回お会いしましょう!


ホームページ・リニューアルオープンしました

2007年以来、約6年ぶりのリニューアルです

本日、CKEN社のホームページを全面リニューアルし、オープンする事になりました。

最初にオープンしたのは、2001年7月10日。自力で構築したホームページは、PDFファイルをアップしたものだけでした。そこから数えて3回目の全面リニューアルとなります。

第1回リニューアル 2004年11月14日は、高塚トミーさんに手伝って頂き、感動セミナーの集客用にアレンジしました。


シーケン社の旧ホームページ

シーケン社の旧ホームページ

第2回リニューアル 2007年12月3日は、息子の大介にお願いして、感動セミナーDVDを販売促進するためと、見栄えを良くするために作ってもらいました。このバージョンは、昨日まで公開していたものです。

そして、いよいよ本日、第3回リニューアル 2013年7月30日、現在の仕事内容にマッチさせるために、大介の支援とプロの協力で、素晴らしいCKENホームページが出来上がりました。

今回のメインの協力者は、「カラー&Webデザイン/フォルトゥナ」の坂本邦夫さんです。
http://www.color-fortuna.com/


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